2006.10.31.TUE*祖母の話はしばらくお休み予定として、まとめて。

リハビリの先生(理学療法士、というのでいいのか?)が、 祖母の発作的むせび泣きを指して「感情失禁」という言葉を使っていた。 なるほど、そういう感じなのだろうか。 検索すると、脳梗塞性の痴呆などの症状として出てくる。突然怒り出したりするケースもあるらしい。

このまえ、体位の問題を書いたけれど、あの日は確かに体位を変えてあげたら嗚咽はすっかり収まって、 「寝る方向がイヤだった?」と聞いたら祖母は確かに頷いたのだった。 でもその後の観察で、嗚咽しているときはとにかく別の世界に行ってしまっているようにも見える。 慰めるよりは、呼んだり身体をさすってあげると「戻ってくる」という感じでおさまったりする。 それが、何かイヤなことを能動的に訴えようとしているのか、 それとも無意識下に感じた身体的にイヤなことが脳に信号を送っているのか、悪い夢を見ているのか、 それとも何も関係なくて、突然しゃっくりでも出てしまうような発作なのか。今のところわからない。

でも、ワタシが呼ぶと収まるのが早いような気がするんだ。 うぬぼれかもしれないけれど。調子のいいときには、日ハムが新庄の宣言通り優勝したんだよ、 なんていう話題に頷いたり、笑ったりしてくれる。(祖母はスポーツ観戦好き)

脳梗塞の予後は急性期(発症後一週間を指すとか一ヶ月を指すとか検索した限りではマチマチ)と 慢性期(とりあえず急性期以降ずっと)と分けるらしくて、倒れて 1ヶ月半がたとうとしている今の祖母はもう慢性期になるのだろう。 嗚咽や、それに伴う唸り声の発声だとか、手が大きく動くようになったのだとかは、 1ヶ月くらいからの症状だ。こちらの言うことへの反応がはっきりしてきたのも、 それくらいからだろうか。 急性期には回復の幅も大きくて、 慢性期になるとだんだん症状が固定されて行くということらしい。 3ヶ月で8〜9割、6ヶ月で9割以上の回復が終了するということで、 変な言い方だけれど、今が勝負なのだと思う。

祖母が倒れてすぐは、応援してくれていた学位も取れていなくて (もともとは去年卒業するつもりだったのに)、 ひ孫を抱かせるどころか花嫁姿だって見せられていないし、 とかいうことまで考えてものすごく落ち込んでいたのだけれど、 翻ってみれば、学位取れていないのでまだ学生で、子供も旦那もいない独身実家暮らしなので、 祖母と遊べたのだったし、今、見舞う時間もとれるのであった。 今年はなんとしても卒業したいし、自立したいし、 悪いふうに開き直っている場合ではないけれどそんな気持ちの転換がありました。

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2006.10.29.SUN*その2
友達の言葉に、とても心暖まる思いをもらった。
どうもありがとう。
美味しい珈琲飲みに行かなくちゃなあ。


イラストはまた随分昔描いたものを発掘。
描いてる時間がなかなかない。

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2006.10.29.SUN*まわりみち
父の運転で病院へ。 ナビが「つぎを左」というところで曲がると
なんか施設の駐車場に入ってしまう紛らわしい道があるのだけど、 案の定父もそこで引っかかり、
「これわかりにくいよね、ワタシも間違えた」と言ったら 「先に教えてよ」と言われる。ごもっとも。
ていうか助手席いた2度目のワタシもナビ聞いて「ここ左か」と思っていたのでダメでした。

BBSにも書きましたが、道路地図を見て、大きな道から回りこんで行くようにしたら、
意外と安全に辿り着けました。
ナビも途中までは最初に案内した道へ修正しようとするのだけど、
最後はそっちの大きな道からの道程を目的地病院まできちんとナビしてくれた。
こういうのってナビに設定出来るのか。
早く着く道ではなく、最後まで案内できる道へ誘導してくれ、というのは。

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2006.10.26.THU*空は虹色 夕闇迫り

祖母が転院しました。今まで救急センターって急患・短期の患者さん専用のところに
長居させていただいてたので。
「介護タクシー」という車椅子の乗れるタクシーが来てくれて
それで移動。車椅子の他に二人乗れました。運転手さんが親切で感謝。

新しい病院で、新しい主治医の先生と話していて
祖母が「発作的に泣いちゃう」(嗚咽、という感じ)のは脳梗塞患者の症状のひとつだと教わり
ちょっと安心する。いや、結局は悲しいことに代わりはないのだけど。

母を病院に残して一度家に戻り、車で再度病院へ。
タクシーでの行きに道を見たし、ナビもあるし。と思ったけど
うちのダメナビ、病院まであとちょっとだけどこのへん住宅街でよくわからんよ、
ってところで「目的地に近づきましたので案内を終了します」って。するなー!!!
運転しながら叫びました。
なんとか着いたけど…

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2006.10.25.WED*昔描いた猫の絵発掘

論文まとめている今になって
またちょっと新しい資料を見つけてしまった。でもきっとかなり使える。
焦らないでなんとか取り込もうと思います。

高校時代の友人が、永い春を経て結婚する話…とともにおめでたの報告を聞く。
おめでとうおめでとうおめでとう。
お、来年厄年で出産て、厄落としになるんじゃないの、などという話で
ひととおり盛り上がるあたり、なんか高校時代からの道のりを感じますね。

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2006.10.23.MON*ひとりごと

祖母のことを書くのは、気にしてくれてる友人がいることと、
(祖母はワタシの中高大学のいろんな友人に会ったことがありました)
あと、今回、祖母が倒れたときに、ネットでいろんなケースを検索して、読んで、
勉強させて頂いた部分がありまして。
勿論、ワタシは専門的なことなど何も書いていないし、
ついぼかした表現にしている部分もあり、
参考になんかならないかもしれませんが、
もし、誰か身近な人が似た様な症状で倒れたときには、
何かしら、ひとつくらい、お役に立つこともあるかもしれないかな、と
勝手なことを考えて、少し書いてみたりしてみております。


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2006.10.22.SUN*だからひととき ほんのひととき そうさひととき ほんの少し

THE COLLECTORS。モッズの草分けと云われたバンドの結成20周年ライブ。
偶然のお誘いだったのですが、夕方早い時間からの野音。
雨の中、カッパ着てスピーカー前の席で。立ちっぱなしで。。。楽しかった!

くたびれたけど、かなり短時間リフレッシュ。
ノリのよい大音量は身体の中をすっきりさせてくれます。
甘酸っぱい歌詞にちょいと興奮したり←?。
あとガムにびっくりしたー。いやはや。
(ファンがガムを投げる(!)曲があるのですよ。
雨あられと降り注ぐチューインガム。壮観。掃除大変そう)←後日談:やっぱり大変で、今後野音でのガム投げ禁止だとか。
たぶん、10年弱前に、Great3だったか、プレイグスかエルマロか…
そんなの聴きに行ってた頃、対バンで見たことのあったTHE COLLECTORS。
ギターの古市さんとか、おそろしく当時のままのような雰囲気と演奏と痩せっぷりで。
でも観客には子連れファミリーがとても多かったところに、20年の長さを感じる。

ちょっと集中力途切れかけてましたが、先週こまごまと充電したので、
復活出来そうです。ありがとう>お会いした皆様


(このCDジャケット、なんで5人なんだ?)

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2006.10.21.SAT*祖母の肌にクリームを塗るので自分の手がつるつるになる

倒れてすぐは表情の無かった祖母は、泣いたりするようになった。
痛いとか苦しいのではなく、悲しいの?と聞くと頷く。
家族もそりゃあせつない。あんなに元気なおばあちゃんだったのだもの。

でも今日、いつもよりひどく
身も蓋もないような泣き方をしているように見えた祖母が訴えていたのは、
体位の変更だった。
麻痺している右半身を下にして寝かされるのがとてもいやだったとのこと。
それがわかるまでは、いったいどうしたらいいのかと
一緒に泣きたくなっていたのでしたが、
ふとしたことで解決。
意思の疎通はまだ難しいですが、そういうこともあるのか、と
希望に適う選択肢をこちらでたくさん用意するのも必要だと気づく。

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2006.10.17.TUE*祖母の見舞いが運転の練習になっている

大学にて、先生とマンツーマンで2時間くらい。
あっちこっちに脱線している論文を、線路に戻して貰っている気がする。
4年もやってるのに、こんなんですみません、と思う。思うだけじゃダメなので、こつこつと進む。



先週末、従弟夫婦がおばあちゃんのお見舞いに、と持ってきてくれた花束に
われもこうが入っていた。
秋の花だね。今、シーズンかな。話しかけると、話せないけど、ばあちゃんがうんうんと頷く。
われもこう、「吾亦紅」って書くんだよね。
そう云ったら、悲しそうな顔に。
言葉はわかるけれど、文字、がわからない。
僅かに動く左手で50音表を指してもらおうとしたけれど
文字が、認識出来ないって。
人間の脳はどうしてこんなふうに複雑に壊れたりするのだろうとこのひとつきいろいろ考え続けてる。

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2006.10.14.SAT*最近おそろしく涙腺がゆるい

今週、大学前のイチョウを囲い、人が登って揺らして、銀杏を落としてしまう、
という作業を目撃した。
ぼとぼと落ちて、人にぶつかったり歩道を汚すよりは、ということなのだろうか。
区が手配しているのかしら。
作業着のおじさんたち三人くらいで、なんだか楽しそうにやっていました。
写真のように、銀杏の絨毯。
とにかくくさくて大変なことになっていましたが。秋だ。


   

塩炒りが大好物なんだし、もらって帰りたかったけど、これから外出するとこだったので諦め。
生の(?)銀杏持って出掛けられないよな…。
結構拾ってる方もいらっしゃいました。

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2006.10.08.SUN*出会いは風の中

どうにもこうにも体調まで落ち気味だったけれど
ちょっと楽しい思いをしたら、単純に元気出た。

晴天。窓を大きく開けはなって衣替えをした。
夏物、洗ってたたんでしまって、
セーターや厚手の生地のスカート出して。


10年前にヘルシンキで買った子供用Tシャツは
ここ数年パジャマ代わりとなっていたけれど
さすがに首の回りのびろーんという伸び具合が半端じゃなくなってきたので
処分することに。
気に入っていた、ちょっともっさりしたトナカイ柄を撮っておく。

我らがヤクルトは昨夜ナントカ3位確定。祝Aクラス。
高津の300セーブ達成なんておまけつき。
あとは青木の200本安打が達成なるかどうか。
来年は 首位争いしてほしいな。プレーオフどうなるかな。

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2006.10.06.FRI*今日は一緒に歌舞伎に行く約束だった

1916年生まれの祖母は先月90歳になりました。
卒寿は病院で迎えることになってしまいました。
早く退院してケーキを食べましょう、と言ったら
頷いてくれたけれど、まだそれは叶っていません。
寝たきり。そうなってしまうのだろうか、今の状態を説明すると。

今、病院に通いつつ日々こつこつと論文を仕上げていますが
わたしの専門は1923年の関東大震災前後の、
東京の都市と建築について。
必死になって、祖母が生まれた頃のことを調べているのだなあと。
(祖母はそのころは名古屋で暮らしていましたが)
90年前というのが、とても遠かったり近かったり。


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2006.10.03.TUE*風は秋色

タイトルは松田聖子です。おーミルキーウェイ♪←?
すっかり秋です。大学前のイチョウが大量の銀杏を落としています。
踏むと大変におう。

先月くらいから本分の方が忙しくなっており
たぶん100回くらい、もっと前から頑張ればよかった、とか
頭の中でぼやいていますが
根がキリギリスなワタシの明らかな自業自得なので
胃をキリキリさせながらアリのふりをしております。
頂上は見えてるけれど
道が遠すぎ。間に合うのか。走らなきゃ。という感じ。

以下つぶやき。

この半月ほどの間にいろいろあったのですが
落ち着いたらまた書けるといいかな。

最大の事件は祖母が脳梗塞で倒れ
入院したこと。
しかしこれは書き始めるとたぶん泣くので保留。
すぐどうこうなる感じではないです。

夏休み恒例土産マックシートもいただいたので
更新したいと思います。

ああ髪が伸びた。
切りたい。

イラスト使い回し

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