« July 2012 | メイン | September 2012 »

August 15, 2012

*三谷幸喜の文楽

夏休みを一日もらって、母と出掛けたパルコ劇場。
随分と三谷幸喜づいている最近ですが、この日観たのは
三谷が初挑戦したという文楽。

舞台は江戸時代。曾根崎心中が大当たりした時代の裏話としての「其礼成心中」(それなりしんじゅう)。現代仕様にしちゃうんじゃなしに、義太夫を語る大夫と三味線、人形が確実にそろっての上で、三谷脚本でつくられたおはなし。

私は面白かったです。
現代のお芝居や歌舞伎と比べたら、文楽鑑賞の経験値はほぼゼロなので、
そういう意味では、私にはこれを文楽として評価するのは無理なのですが、
でも、楽しかったな、と。
先日観た「桜の園」とはぜんっぜん土俵が違うので比べられはしないけれど
今回は素直に面白かったし楽しめた。

セリフの中に、パトロール、とかベストセラー、とかカタカナいっぱい。「逆ギレか!」なんて言い回しも出てきて、その違和感ぶりがうまく笑いになる。
それに合わせてまた人形の動きがうまいなあ、おかしいなあ、と。
「お福」の悔しがり場面は最高の動きでした。
一方で劇中劇として「曽根崎心中」や「心中天網島」の一節が出てくるときには、貫録の演技も観られて、満足満足。

予定調和な結末だけど、これも醍醐味かと思います。
母もかなり楽しんでくれてよかったわ。
sorenari.jpg

August 14, 2012

*八幡様のお祭り

富岡八幡宮の例大祭、
今年は三年に一度の本祭りでした。

前回は、まさかの冷え込み、悪天候で、「水掛け祭」の異名を持つお祭りとしてはとても盛り下がる残念な天気だった記憶があるのですが、今年は午前中こそ雨もあったものの、昼には晴れて、午後の宮入り前後には陽射しの中で盛大に水掛けが観られて、よかったです。
今年は天皇陛下もごらんになったとのことで
担ぎ手だった友人も張り切っていた模様。

氏子域に住んで早6年か?
前の本祭りのときには、
次の本祭りまでは住まないかもなあ、などと考えていたものでしたが。
今度こそ、次までは住まない。かしら。
今回、堪能できてよかったです。
2012tomioka.jpg

August 13, 2012

*オリンピック!

オリンピックがね。ありましたね。
今朝方、閉会式でした。

開会〜の時期で韓国出張だったので、前半の日本人の出る競技はそれほど見られず、スポーツ観戦好きとしてはストレスが。柔道の海老沼選手の試合は、相手が韓国人選手だったので、それはもう繰り返しニュースで流れ、見ることが出来ましたが…。柔道は残念でしたね、代わりに、というか格闘技系ではレスリングがとにかく面白かったのと、ボクシングなんかもメダルとってよかったなあ。
競泳も楽しかったなー。サッカーもね。フェンシングも熱かった。
あと女子卓球も今回は気合い入れて応援したり…石川選手のファンです。

野球とソフトボールというオリンピックでの個人的二大応援競技がなくなってしまったので、開会前のテンションは結構低かったのですが、始まってしまうとなー。楽しかったです。
夜中の放送はしんどかったけど、仕事と重ならないから、見ようと思えば見られたしね。

ほぼ日の大好きなコンテンツとともに楽しみましたわ。
http://www.1101.com/london2012/index.html
永田さん(ほぼ日の)と同じ、じゃないけれど
私も、このスポーツ観戦好きは祖父母からのものだなあ、と。
父方の祖母、母方の祖父が、好きだったなあ、スポーツ見るの。
そのまま両親も好きで、私も。
プロ野球やオリンピック、マラソン、甲子園、お正月には駅伝と高校サッカーと花園と…家族との会話には、スポーツが出てくることが当たり前だったな、と思い起こす夏休み。
いや、仕事ですが。

August 11, 2012

*韓国木浦へ出張(2)

(1)(2)としてみたものの、それほど書き足りないことはないぞ。と気づく。
一週間ほど滞在して、そのあいだはほぼ好天、いや暑すぎてしんどかったのですが、最終日に一日だけ時間を空けておいた当日だけ、台風が直撃(正確には、「これから来る!」という状態)で、予定いろいろ変更する羽目に陥ったところが無念でした。あれか。やっぱり雨女なのかわたし。いやそれを超えて台風女…は、更に今夏出かける台湾出張にぶつかるとシャレにならないので、汚名返上したいです。

というわけで、写真の中から、連続で4枚。調査先の、わんこ。
まったくもって番犬にならないフレンドリーさんでした。
korea_wan-0.jpg
korea_wan-1.jpg
korea_wan-2.jpg
korea_wan_3.jpg

August 4, 2012

*韓国木浦へ出張(1)

木浦へは三度目でした。韓国の、南西の端のほうの都市。むかし、日本人の居留地がありました。現在も「日式」と呼ばれる形式の、当時の日本人が建てた住宅や商店が数多く残り、それらは「韓屋」と呼ばれる韓国人の住んだ住宅にも近代において影響を与えています。

毎回のことながら、唐辛子の入った辛いものが苦手な私にはいろいろ試練もありましたが、それなりに充実した仕事が出来たかと。
美味しいものも食べられました。はい。ちょっと無理したけれど。いや、食べられないものは食べないし、いいのだけど。周りに気遣いいただいて申し訳ないし。ああ。でも。なんというか。全部が全部に唐辛子入れなくたっていいじゃないか!というのがちいさな心の叫び。魚もナムルも味噌汁にまで。赤くないなと思ったら青唐辛子だし。
今回は結構唐辛子責めだったなあ。

辛くなくて美味しかったもの。刺身もフグチリもあったけれど、今回はヘムルカルグクス。海鮮のうどんのこと。検索したらいろんな雰囲気の写真が出てきたけれど、私たちが食べたのは、牡蠣の入った濃厚でやさしい味のこってり白いスープに白い太めの麺、でした。
hemurugukusu.JPG
三日目のお昼くらいで、私以外は美味しい美味しいと唐辛子料理を食べていた面々も、あー胃が休まる、と喜んでましたよ。木浦は海辺の町なので、海鮮が美味しい。

木浦では目の前の島に渡る立派な斜張橋が出来てました。
なかなかきれい。
Cable-stayedbridge.JPG