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January 8, 2011

*観覧と観劇と 長文感想

1/4 朝香宮のグランドツアー@庭園美術館
1/5 山口晃展@銀座三越
1/7 三谷幸喜「ろくでなし啄木」

などなどな年明け(?)です。
庭園美術館はチケットを譲っていただいたので新年早々出かけてきました。
朝香宮の渡欧にまつわるエピソードや舶来品の数々。当時の写真。アール・デコとの出会いやラパンについての検証ビデオなども。
写真撮影もたくさん出来て満足。「授業で使うかも」と意識しだしてから、しっかり撮らなくてはと力が入るようになってしまったよ…。あまりうまくないのが悲しいですが。
展示物でかわいくて印象深かったのは、ペンギン。
3penguins.jpg
3羽が寄り添った陶器製の置物です。ペンギン好キーなので喜んでしまった。
おかしかったのが、ペンギンなんてきっとまだまだ珍しい動物であったこの時代ゆえの間違いで、箱にはしっかり「ペリカン」と書かれていること。
3penguinshako.jpg
微笑ましいことです。

銀座三越での山口晃展は、観に行くつもりでいたところに実家でチケットをもらったので、ラッキー、と喜んで行ってきました。細密・緻密な線画は大好きなので、見ていて楽しい。近世中世のあれやこれやがモチーフになるのも好みだし。
あちこちに本人似顔絵があったりして、山口さん本人が楽しそうだなあ、という印象の展覧会で、こっちもニヤニヤしながら見て回りました。
「すゞしろ日記」も買ってしまい。これもニヤニヤしながら一気読み。

最後に、昨日行ってきた「ろくでなし啄木」
先日、演出だけは手がけたという「今の私をカバンにつめて」を観ましたが、純粋な三谷幸喜の舞台は久しぶり。それほど熱心なファンではないけれど、今回で5回目くらいだったでしょうか。考えてみたら、おそらく初めてみたプロの現代劇の舞台は「彦馬がゆく」だか「オケピ!」だかで、三谷作品を観なかったら、舞台を観に行くようにはならなかったんじゃないかなと昨日思い出しました。忘れてた。

藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の三人の芝居。観たことあるのは歌舞伎での勘太郎だけ。若い三人の舞台ということだったけど、安心して観られたように思います。
うまいなあ、と思ったのはやっぱり中村勘太郎でした。藤原竜也は、何役をやっていても「藤原竜也」である感じ。同行者が言っていたけれど、とにかく顔が若いのもあって、年を重ねた役が似合うようになるのはまだ先っぽい気もします。

予習なしで観に行ったのですが、今回は一応コメディではなくて、三谷さん曰くの「エロティック・サスペンス」。石川啄木と男と女の温泉宿の一夜。「演劇らしい舞台装置も「あえて」の選択だそうで、ちょっと新境地を垣間見た感じ。

面白かったけれど、がっつり笑うのも観たくなってきてしまいました。今年は舞台と映画と、いくつあるんだ?生誕50周年記念でもりだくさんらしいので、探してみようと思う。

コメント

ペリカン、おかしいね~。
Kayaちゃん、今年もよろしくね~。

こちらこそよろしくー。
「ペ」のつく4文字の鳥の名前…ってすっかり勘違いは現代でもありそうな気もしたよ。

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