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January 10, 2011

*長い思い出話とライブの感想

年明け目白押し。矢継ぎ早。
とにかく行きたいところへ行き、見たいものを見る!というのを年明けの勢いに乗せております1月。観劇にしろライブにしろ昨年予約してる時点では、まだまだ先のことー、と思ってたわけではありますが。

というわけで行ってきました。
渋谷マウントレーニアホールにてHicksville と Chocola & Akito
渋谷マウントレーニアホールってどこよ、と思ったら109の裏、プライムビルの6階でした。以前は映画館だった場所を改造したそうで。座席がゆったり広くてドリンクホルダーもあって、はさすが元映画館、でした。
ライブは3部構成で、1部がChocola & Akito 、2部でHicksville、そして3部が!片寄さん+Hicksville3人の4人で。

私の周りではいまだ知っているひとがいて、でもそれってやはり少数派ではないかと思う20年ほど前のバンド、ロッテンハッツ。6人組のバンドは、オリコン90位代が1曲あったくらいで1994年に解散し、Great3とHicksvilleという3人ずつに分かれておりまして。
私は高校生のときに、後楽園遊園地であったイベントを見に行って、ブリッジやミスチルを差し置いてトリを飾ったロッテンハッツのファンになり、そこから解散まで、高校生のなけなしのお小遣いでライブに通ったり、CD買ったり、ラジオ番組にはがきを書いたりしていたのでした。Great3とHicksvilleになってからも、どちらかと言うとGreat3贔屓でライブに足を運んでいたけれど、それでももう10年くらい、観ていなかったと思う…。
そんなHicksvilleと、Great3のメインボーカル片寄さんが奥さんのショコラと組んだユニットChocola & Akito とのライブとあって、気が動転しつつチケットをとりました。ロッテンハッツ解散後、一切接点を持たずにやってきたような感じだったから、全員ではなかったにしろ4人が集まってライブだなんて、どうなるんだろうと不安と興奮とでどきどきしながら迎えた昨日。

とても、よかった。
Chocola & Akito のライブは初めてで、ショコラの素っ頓狂なキャラクターに驚きましたが新曲はどれも素敵。アルバム1枚目しか持っていないのですが、それの収録曲より昨夜の新曲の数々がとてもよかったな。「扉」そして「one」というのが。あ、片寄さんが、その、ちょっと輪郭丸くなっていて、驚いたのもあった…。
二部はHicksville。慣れ親しんだ雰囲気。知らない曲が多いのに、懐かしささえありつつ。そういえば昨年6月には、オザケンのライブにて木暮さん真城さんにはお会いしていたのであった、と思ったり。中森さんが50歳!というのにも驚きましたが、そうか、あれからそんなにたったのだな。
そして三部。どんな形でやるのかな、と思ってましたが、もうそのまま。4人で、ロッテンハッツの曲を、ロッテンハッツの話をしながらやってくれました。まさか、もう一度聴ける日が来るなんて思いもしなかった曲の数々。最近ほんとに涙腺が緩くてまいる。なんだか夢のようだった。
ロッテンハッツ曲セットリストはこんなでした。
1.Drive 2.バタフライ 3.On My Mind 4.Always 5.Limbo 6.Rotten Hat Rag

はー。
まだちょっと感慨に浸っています。
何がよかったかと考えるに、17年ぶりに同じステージにたってあの頃の曲を演奏する彼らが本当に楽しそうで、嬉しそうで。そんな、回顧というか、ノスタルジーとか、ベタベタお涙頂戴じゃなくて…そういうの置いといて、長い時間がたったからこそ、今があり、この楽しい瞬間がある、という感じ。解散のときにはいろいろあったのだろうし、昨日だって、6人中4人しかいなかったわけだけれど、でも。歳をとるのっていいもんだ、と本当に素直に思う感じ。その空気。

17歳〜20歳くらいのときに彼らの音楽に出逢っていたから、昨夜、あんなに嬉しい時間を味わえた、というの、実は、ここ3年で一気に感じている。
2009年のユニコーン、2010年の小沢くん。そして今回のロッテンハッツ。
何でしょうねこの偶然。それぞれ、ちょっとジャンルも違うし、これら3つを追いかけていた自分て、なんて一貫性がないんだろうと思っていたけれど、おかげさまで、震えるような興奮を感じる瞬間をいま持てるという。自分の過去が、あってよかった、と言うか。なんの神様かわからないけれど、ありがとう!と思う夜更け。

毎日長文!(たぶん今日まで)
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年末にカナコちゃんにいただいた猫ぬいぐるみを描いてみた。