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January 16, 2011

*一杯の珈琲から

もう年明けて半月。うん。まあ早いことはわかっていたよ。
明日は憂鬱な仕事があるけれど、それも、きっと一瞬で終わるんだろうと言い聞かせてみたりもする。

今日は浅草橋のルーサイトギャラリーというところへ行ってきました。
大学時代に通っていた神楽坂の喫茶店、今はなき「巴有吾有」がこのギャラリー内のカフェで期間限定復活、というのをweb上で知って。
一杯500円以上するコーヒーは、学生の身にはなかなかに贅沢で、ちょっと頑張って通っていた感じだったけれど、お店の雰囲気もインテリアも素敵で、コーヒーもおいしくて、大事な「お楽しみ」感のあるお店だった。神楽坂に遊びに来た友人もよく連れて行った。
閉店してしまったのは、その私の通っていた大学が神楽坂の一部を再開発することになったからだった。知ったのは、計画が進み、巴有吾有やその周りのお店が閉店しだしてから、ようやくのことだった。
ヒドイ大学だ!という意見を目にして、何も言えなくなる。
私も、大好きだったお店だのに。

コーヒー一杯飲むためだけに、出掛けてきた。
ミルクのいれものは、お店のときと同じ。砂糖壺は、陶器のぽってりしたものだった気がするけれど、あれは2階席だけだったっけ。1階に足踏み式ミシンの台を使ったテーブルがあったな。そういえば、レーズンの入ったクッキーが置いてあって、お土産にもよく買ってたな。そんな忘れていたことを一気に思い出しました。

当時通っていて、そしてやっぱり今はもうない「香夢居」という地下の喫茶店のことも思い出した。あそこでいろいろコーヒーには産地があることを認識したのだったよ。
同時に思い出すのがもう一軒、「珈琲美学」はまだ神楽坂にあるはず。これも長らく忘れていたなあ。今度行ってみよう。確かコーヒーゼリーがアイスたっぷりで、夏によく通ったのでした。
2011powwow.JPG
タイトルは、ケストナー。
ギャラリーも、古い住宅を改装したもので、なかなか面白かったです。今回以外でも、2階はカフェとして営業することがあるみたい。