*驚き屋という話
どうでもいいことだけれど
最近腑に落ちたはなし。
私は不意打ちに弱い。視界に入ってくるものでも、音でも、
ものすごくびっくりし、実際身体もびくっと動いてしまい、
声も出ることが多い。
周りの人たちが全く動じていないところで
ひとりでこれをやっているのはとても恥ずかしいし、
私の動きや声でかえってびっくりさせてたことも多々ある。
大袈裟だ、わざとだろう、と思われるのもいやなのだけど
意図的ではないので、いつもびくびく備えているわけにもいかず、難しい。
自覚はあるので、この習性?は
たとえば車の運転には本当に向いていないなあと思う。
急に何かが飛び出してきたり、大きな音を出されたら
ハンドル操作を誤ることって、ないとは言い切れない。
自分が運転していなくても、驚きのあまり大きな声を出してしまって
その声でむしろ運転手を驚かせてしまったり…。
腑に落ちたことその1は、
これ、自分の母譲りだなあ、ということ。
母が驚きやすい、とわざわざ思ってたことはないのだけれど
思い返すと、周りはなんでもなさそうな場面でビクッとしたり、
悲鳴を上げたりするところ、運転手の父より助手席の母が騒いでいること、
そういえば母にはあったなあ、と。
つまり、これは遺伝…というと大袈裟だけど、
受け継いだものだったのか。という。
その2は、自分がお化け屋敷やホラー映画、暗闇が苦手だということ。
なんとなく、こわいの苦手、と自分で思ってしまっていたけれど
その根拠はこれだ、と。
グロテスクなものや血みどろが苦手、
幽霊がこわい、というのとは考えてみるとちょっと違って、
というかむしろそれは意外と大丈夫で、
「突然」「不意に」「驚かされる」ことがものすごーく嫌なのだということに気づいた。
暗闇も、事前に察知できない何かに驚かされるのが嫌だから、嫌いなんだな。
以上、どうでもいい自分語りでした。
10年くらい前に「CUBE」という映画を友人たちとビデオで見て、
もう本当にしんどくて、勘弁してくれってくらいに疲弊したのだけど
スプラッタな描写より何より、際限なく新しく「驚かされる」ことが
つらかったのだなあとしみじみ思い出しました。全然見返したくない映画である。